たこ焼き
小麦粉をだしで溶いた生地にタコを入れ、専用の鉄板で丸く焼き上げる、大阪の「粉もん」文化の代表。外はカリッ、中はとろっとした食感が楽しめる。ソースとマヨネーズ、青のり、かつお節をかけるのが定番だが、だしにつけたり、しょうゆや塩で食べたりする店もある。焼きたては中がとても熱いので、少し冷ましてから食べよう。道頓堀などの繁華街では食べ歩きも楽しめるが、ゴミは持ち帰るのがマナー。店ごとの違いを比べるのも楽しい。
- 予算の目安
- 500〜800円(6〜8個)
- エリア
- 道頓堀・難波など大阪市内全域
「天下の台所」と呼ばれた商人の町で、「食い倒れ」の言葉が生まれた。たこ焼きやお好み焼き、串カツなど、安くておいしい「粉もん」文化の本場。
17品を掲載
小麦粉をだしで溶いた生地にタコを入れ、専用の鉄板で丸く焼き上げる、大阪の「粉もん」文化の代表。外はカリッ、中はとろっとした食感が楽しめる。ソースとマヨネーズ、青のり、かつお節をかけるのが定番だが、だしにつけたり、しょうゆや塩で食べたりする店もある。焼きたては中がとても熱いので、少し冷ましてから食べよう。道頓堀などの繁華街では食べ歩きも楽しめるが、ゴミは持ち帰るのがマナー。店ごとの違いを比べるのも楽しい。
生地にキャベツや豚肉などの具材を混ぜてから鉄板で焼く、大阪の「混ぜ焼き」スタイルのお好み焼き。ソースとマヨネーズ、かつお節、青のりをかけていただく。店員さんが焼いてくれる店と、自分で焼く店があるので、初めてなら焼いてくれる店が安心だ。鉄板の上でコテ(小さなヘラ)を使って切りながら食べると、最後まで熱々のまま楽しめる。焼きそばを入れた「モダン焼き」も人気がある。店ごとの味を比べるのも楽しい。
牛肉や豚肉、野菜、魚介などを串に刺し、衣をつけて揚げた大阪の名物。通天閣のある新世界には専門店が多く集まり、昔から庶民の味として親しまれてきた。1本100円前後から注文でき、ビールとの相性も抜群だ。共用のソースは「二度漬け禁止」がルールで、一度かじった串を再びつけるのはマナー違反。ソースが足りないときは、無料のキャベツですくってかけるのが地元流。店ごとに衣の食感も違う。
串かつだるま 新世界総本店
「二度漬け禁止」で知られる老舗。観光客にも入りやすい。
📍 新世界・通天閣の近く
てんぐ
ジャンジャン横丁の人気店。どて焼きも名物。
📍 ジャンジャン横丁(動物園前駅の近く)
八重勝
行列の絶えない老舗。サクッと軽い衣が特徴。
📍 ジャンジャン横丁(動物園前駅の近く)
たっぷりの青ねぎを薄い生地で焼き上げた、お好み焼きの仲間。キャベツの代わりにねぎを主役にしているのが特徴で、牛すじやこんにゃくを入れる店もある。ソースではなく、しょうゆやポン酢でさっぱり食べるのが定番だ。大阪・十三(じゅうそう)の店が発祥とされ、今も十三には名店がある。ねぎの甘みとシャキシャキした食感が楽しめ、お好み焼きとはまた違ったおいしさに出会える。ビールとの相性もいい。
刻んだいかを入れた小麦粉の生地を、上下の熱い鉄板で挟んで一気にプレスして焼き上げる、大阪ならではの粉もん。薄くてもちもちした生地に、甘辛いソースを塗って食べる。いかを丸ごと焼く「いかの姿焼き」とはまったく別の食べ物なので、初めての人は驚くかもしれない。梅田の百貨店の地下にある名物コーナーが有名で、行列ができても回転が速い。1枚200円前後と手ごろなのも魅力だ。小腹がすいたときにちょうどいい。
阪神名物いか焼き(阪神梅田本店)
百貨店の地下にある名物コーナー。
📍 阪神梅田本店(梅田駅すぐ)
甘く煮た大きな油揚げをのせたうどんで、大阪が発祥とされる。昆布とかつおなどでとった、透き通った薄い色のだしが大阪のうどんの特徴で、だしのうま味をしっかり味わえる。甘辛い油揚げをかじると、だしと合わさって味の変化が楽しめる。大阪では「けつねうどん」と呼ばれることもある。市内のうどん店ならたいていどこでも食べられ、駅の立ち食いの店でも気軽に味わえる。朝食や軽い昼食にもちょうどいい。
牛すじを白味噌や赤味噌、みりんなどで、じっくり時間をかけて煮込んだ大阪の料理。とろとろにやわらかくなった牛すじに、甘辛い味噌がよくしみている。串に刺して出す店と、小皿で出す店がある。新世界の串カツ店では定番のサイドメニューで、串カツやビールと一緒に頼む人が多い。名前は、鍋のふちに味噌で土手を作って煮たことに由来するといわれている。ご飯のおかずにもぴったり。新世界の雰囲気とともに味わいたい。
肉うどんから、うどんを抜いた料理。牛肉と半熟卵が入った、だしのきいたお吸い物で、なんばの老舗うどん店が発祥とされる。二日酔いの芸人が「肉うどん、うどん抜きで」と頼んだのが始まりという話が有名だ。小さな茶碗のご飯(小玉)と一緒に頼み、ご飯と交互に食べるのが定番。軽めの食事にちょうどよく、ランチや飲んだ後の締めにも人気がある。なんばの劇場めぐりのついでに立ち寄りたい。だしまで飲み干したい。
千とせ 本店
肉吸い発祥の店として知られる。
📍 難波・なんばグランド花月の近く
大阪では「肉まん」ではなく「豚まん」と呼ぶのが一般的。これは関西では「肉」といえば牛肉を指すことが多いためといわれている。ふかふかの厚い皮に、ジューシーな豚肉と玉ねぎの餡がたっぷり詰まっていて、ボリュームも満点。からしをつけて食べるのが大阪流だ。駅の売店などでも買え、店頭でひとつずつ包む様子が見られる店もある。持ち帰って大阪みやげにする人も多い。冷めても蒸し直せばおいしく食べられる。
551蓬莱 本店
大阪の豚まんといえばここ。店頭で包む様子も見られる。
📍 難波・戎橋筋商店街
酢でしめたサバをご飯にのせ、白板昆布(薄い昆布)をかぶせて木型で押した押し寿司。明治時代に大阪で生まれたとされ、名前はポルトガル語で「小舟」を意味する言葉に由来する。もともとはコノシロという魚で作られていたが、のちにサバが使われるようになった。昆布のうま味とサバの脂、酢飯の酸味が合わさった上品な味わいで、大阪の寿司店や百貨店で手に入る。持ち帰りにも向いている。酒のつまみにもよく合う。
鯨肉と水菜を、昆布などでとっただしでさっと煮て食べる鍋料理。水菜を噛んだときのシャキシャキとした「ハリハリ」という食感が名前の由来とされている。かつては大阪の家庭でもよく食べられていたが、今は鯨肉を扱う店が限られ、専門店などで味わう料理になった。鯨肉の代わりに豚肉や鴨肉を使う店もある。水菜のさわやかな食感と、うま味たっぷりのだしをシンプルに楽しめる。冬に恋しくなる大阪の味だ。
ふぐの身やアラを、白菜やねぎ、豆腐などと一緒に煮る鍋料理。大阪は全国でも特にふぐをよく食べる土地で、冬の名物として親しまれている。当たると命に関わることからふぐを「てっぽう」と呼び、「てっぽうのちり鍋」を略して「てっちり」となった。ポン酢でさっぱりと食べ、最後はふぐのだしが出たスープで作る雑炊で締めるのが定番だ。ふぐは調理に免許が必要なので、専門店で味わおう。ふぐの皮の湯引きも人気だ。
太めのうどんと、魚介や鶏肉、野菜など十数種類の具材を、だしで煮ながら食べる鍋料理。大阪の老舗料理店が考案し、今では大阪の冬の味として親しまれている。煮込んでもコシが残るように作られた太いうどんと、具材のうま味がしみ出ただしが特徴だ。見た目も華やかで、家族や友人と鍋を囲むのにぴったり。専門店のほか、和食店などでも味わえる。寒い季節の大阪旅行にぜひ。締めの雑炊まで楽しめる。
大阪で人気の、焼きたてのふわふわ食感が楽しめるチーズケーキ。生地の底にはレーズンが入っていて、甘さ控えめのやさしい味わいだ。焼き上がるとベルが鳴り、店員さんがケーキの上に焼印を押す様子を見ることができる。1ホール1,000円前後と手ごろな値段も人気の理由。焼きたてはもちろん、冷蔵庫で冷やしてしっとりさせて食べるのもおすすめで、二度おいしい。店の前に行列ができることも多い。
バナナや桃、みかんなどの果物と牛乳をミキサーにかけた、大阪の喫茶店の定番ドリンク。大阪の喫茶店で生まれたとされ、今も多くの喫茶店や駅のジュース店で親しまれている。とろりとした口当たりと、果物のやさしい甘さが特徴だ。店によって果物の組み合わせや甘さが違うので、飲み比べるのも楽しい。街歩きの合間のひと休みや、粉もんを食べた後の口直しにもぴったり。レトロな喫茶店で味わうと雰囲気も楽しめる。
ひと口サイズの焼き餅に、甘辛いみたらしのたれをからめた和菓子。香ばしく焼かれた小さな餅は食べやすく、とろりとしたたれとの相性が抜群だ。大阪・十三(じゅうそう)にある老舗和菓子店の名物として知られ、地元の人にも長く愛されている。1パックに何本か入っていて、手ごろな値段で買えるのも魅力。日持ちしないので、買ったらその日のうちに食べるのがおすすめ。お茶と一緒に味わいたい。
細かく砕いた米を水あめや砂糖で固めた、とても硬い歯ごたえのおこし。江戸時代、大阪の町で堀を掘る工事のときに岩がたくさん出たことにちなみ、「大阪の掘り起こし、岩おこし」として広まったといわれる。しょうがの風味がきいたものが多く、ガリッとした食感が特徴だ。昔ながらの大阪みやげとして、今もおみやげ店で手に入る。硬いので、少しずつ割りながら食べよう。お茶請けにもぴったりだ。